指導計画案

(産業ミックス版)

島の自然を生かした人々の暮らし

八丈島(全8時間)

第1時

八丈島の自然環境に関心をもつ

八丈島の写真や気温と降水量のグラフ、東京都の地図から、八丈島の位置や自然環境の様子を知り、自分たちの暮らす地域と比べながら八丈島の自然環境に関心をもつ

学習のポイント

八丈島の自然環境が分かりやすい写真を提示し、どこの景色かを予想させ特徴を読み取らせることで、子供の関心を高める。また、地図を活用し自分の地域からの距離を縮尺を使って調べることで遠さを実感させる。食育のポイント

板書計画

ここはどこだろう?

八丈島空港 島の暮らし 島の暮らし 島の暮らし 島の暮らし

  • 富士山みたいな山
  • 花がきれい
  • 海がある
  • ひょうたんみたいな形の島

八丈島→東京都の島

 

○○区(市)からの距離を調べよう。

地図

○○区(市)から

南へ約300km

飛行機で羽田空港から50分
船で11時間

 

私たちの地いきとのちがい

冬日の日数

・冬もあまり寒くならない
・10月の雨が多い
・夏はそれほど暑くない
・海がある
・自然が豊か
・飛行機や船じゃないといけない

 

学習の流れ

①  写真を見てどこの場所か予想する。

指導上の留意点

今から4枚の写真を見せます。どこの写真か予想して
みましょう。地図帳を見てもいいですよ。

どこかの山かな。  花がきれいなところってどこだろう。

海が見えるよ。 船がたくさんある。 海沿いのまちかな。

周りが海だ。 どこかの島かな。 この形を地図帳で探してみよう。

空港だ。 八丈島空港って書いてあるね。 八丈島だ。

この写真は全部、八丈島という島の写真です。実はここも東京都の一部なのです。

写真を見せるときは、分かりにくいものから分かりやすいものという順番で見せる。最後の一枚が答えになるようなものを用意する。
 

② 地図帳を見ながら八丈島の場所と自分の地域の距離を確かめる

地図帳で八丈島を探してみよう。

自分たちの地域から見て、南の海にあるね。

縮尺を使って、だいたいどのくらい離れているか、確かめてみよう。

だいたい300km位はなれているよ。

縮尺を確認し、東京23区から、約300kmあることを確認する。地図帳などを使うようにする。
  

③ 気温と降水量のグラフと写真からどこかを特定する。

気温と降水量のグラフを見てください。グラフや写真を見て  
私たちが住んでいるところと比べてどのようなところが
違うでしょう。

冬でも暖かい。 10月の雨がとても多い。

南の島でも、夏は意外と東京より暑くない。

周りが海に囲まれている。

冬自然が豊かなところだ。

最低気温に着目させ、内地との差を考えさせる。冬日の
日数の比較から冬でも寒すぎないことに気付かせる。 また、真夏日の日数が東京大手町より少なく、平均気温も低い。
これは周りを海に囲まれているからであり、温暖な気候で 育つ観葉植物の葉が痛みにくいという利点にもつながるポイントである。

資料の取り扱い


 

フリージア祭りと八丈富士

漁港
漁の準備をしたり水揚げを行なうほか、
荒波等から漁船を守る

八丈島の空港

地図
東京から南へ、約300km。飛行機だと約50分。羽田から
一日に3便が出ている。船だと約11時間。竹芝桟橋から
一日1便。夜の10時30分に出て、朝9時50分に到着する。
2014年6月に新造船「橘丸」が就航した。

八丈島の雨温図
冬の平均気温が高いため、暖房器具を使わずに観葉植物を育てられる。
また、夏の暑さもさほど厳しくないため、観葉植物の葉が傷まない。
10月の降水量が多いのは、台風の通り道となることが多いためである。

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