指導計画案

(水産業版)

島の自然を生かした人々の暮らし

八丈島(全8時間)

第7時

学習問題をまとめる。

学習したことをもとに、自然環境を保護・活用して漁業の発展、島の活性化のために人々が工夫や努力、協力していることをまとめ、人々の思いや願いの共通点について話し合う。

学習のポイント

八丈島の大きな特色である海と漁業の維持・発展、島の活性化のための取り組み、工夫や努力、思いや願いを整理して考えさせ、共通点が導き出せるようにする。食育のポイント

板書計画

学習問題についてまとめ、人々の思いや願いを考えよう

わたしの宝島

漁師さん

黒潮や瀬をいかした漁
自然が相手だから大変だけど工夫して魚をとりたい。

漁業協同組合の人

みんなで協力して魚をとりたい。東京都の海をもっと元気にしたい。

漁業協同組合女性部のみなさん

魚の加工
→給食・土産・都内食堂
東京都の子供に東京都の魚を食べてほしい。

八丈町役場の人
都庁の人

給食に橋渡し
東京都の人に広めたい。
八丈島の漁業を応援し
 たい。

 

栄養士さん

漁業協同組合女性部の講習会参加・献立の研究
・八丈島の人々の思いを伝え、東京都の魚を食べてほしい。

 

八丈島-航空写真

八丈町役場の人や都庁の人は・・・ 

  • 八丈島の海や山などの自然を大切に生かして漁業を行い、島を元気にするために努力している。
  • みんな八丈島が大好きで、大切に思っている。 
  • 都内のわたしたちにつながっている。

 

 

 

東京都の自分たちは・・・

  • 八丈島の魚を食べている。
  • 八丈島をもっと元気にしたい。
  • 八丈島を大切にしたい。
イラスト

学習の流れ

①  第2時に提示した「わたしの宝島」の意味を考える。漁業に関わる人、農業に関わる人、観光に関わる人の思いや願いを振り返り、話し合う。 

指導上の留意点

学習したことから「あなたの宝島」にはどんな意味が込められていると思いますか。

八丈島の自然のこと。

八丈島の漁業のために多くの人々が頑張っていることや気持ち。

これまで学習してきたことを思い出して、人々の取り組み、思いや願いをまとめましょう。 ノートやワークシートを振り返って、発表していきましょう。

(漁師)黒潮や瀬を生かして、様々な種類の魚を獲っている。自然が相手なので、獲れないときもある。そのときに応じて工夫している。

(漁業協同組合)漁期の設定。獲りすぎないようにルールを作っている。みんなで協力してたくさんの魚を獲りたい。東京都の海をもっと元気にしたい。

(漁業協同組合女性部)魚の加工をして給食やお土産、イベントに出し、有効利用をしている。東京都の子供たちに東京都の魚を食べてほしい。

(八丈町役場の人や都庁の人)魚礁の設置。黒潮の流れの調査。給食への橋渡し。東京都の魚や漁業をもっと知ってもらうために八丈島の人々を応援したい。

(栄養士)講習会や研究会に参加して島の魚のことを調べる。献立の研究。八丈島の人々の気持ちを伝えたい。東京都の子供たちに東京都の魚を食べてほしい。

第2時の「わたしの宝島」の意味を改めて考えさせ、人々の働き、思いや願いも宝であることに気付かせてから、学習問題についてまとめさせる。

 

 

②  八丈島の漁業に関わる人々の共通の思い、自分たちとのかかわりを考える。

八丈島の漁業にかかわるこれらの人たちの取り組み、思いや願いに共通していることはなんでしょうか

なぜ魚や漁業をやる人や魚が減っているの。

どんな魚がとれるの。

人々はどう思っているの。

ぼくも手伝いたい。

「八丈町役場の人や都庁の人は・・・」などのリード文を使って考えさせると考えを出しやすい。
「東京都の自分たちは・・・」のリード文で自分とのかかわりを考えさせるとよい。

  

資料の取り扱い



トビウオ漁


漁業協同組合の人
   


漁業協同組合女性部のみなさん


ムロアジのメンチカツ
   


講習会の様子
 
   
ワークシート

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