ぎょしょく資料館都内の水産業の動向・漁業がさかんな地域ちいき

①【都内】漁業がさかんな地域ちいき(外洋の島々の伊豆・小笠原諸島)

東京都の海域

東京都の漁業は主に伊豆・小笠原諸島などの島しょ部で盛んに営まれています。
広大な海に囲まれた特性を活かして、多種多様な水産物が漁獲ぎょかくされており、都民の重要な食料としてその多くが都心部へ出荷されています。

一方で外洋であるが故の苦悩も負っています。
島の付近には暖かい海流である黒潮が流れており、黒潮の移動にともなって島付近の海の温度が劇的に変化します。この水温変化によって特に泳いで移動することのできない貝類や海藻かいそう類が大きな影響えいきょうを受けており、資源しげんの量が大きく変動する一因として考えられています。
また夏場は台風の通り道となったり、冬場は季節風にともなって海は荒れやすいなど、とても厳しい環境かんきょうでもあります。
こうした環境かんきょうに適応するため、漁業者は様々な努力や工夫をしています。

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